命名発表!!梅浜&永浜(2008.11.13) [梅浜&永浜その他]
生後2ヶ月となるこの日、いよいよ命名式です。入り口に可愛い看板がありました。いつも通り朝一番パンダランドに行くと、計量記念日を上回る多くのマスコミの方が来られていました。
入り口と出口側にTVモニターが設置されていました。このモニターでは、命名式の行われた10時少し前に良浜の成長VTRが流れていました。生まれた直後や7歳の頃のものはバックヤードツアーでも見かけるものでしたが、1歳、2歳、3歳のあたりは結構懐かしく最近ではあまり見かけない貴重なシーンもありました。
VTRを見ていると10時になり、命名式が始まりました。まずは飼育部長さんのご挨拶があり、双子の赤ちゃん入場です。ガラス面を1周して...といういつもの体重測定と同じパターンですが、う~ん、相変わらず肉球がちっちゃくて可愛いですね(^^)。
今までの保育器ではなく、愛浜&明浜のフレンドリーTWINパンダベイビーで使用したアクリルで囲われた台の上ににそっと置かれました。そういえば、この日から赤ちゃんを抱く飼育員さんもピンクの白衣(変な日本語ですが)ではなく、普通のアドベン飼育員さんの作業服ですね。
赤ちゃんを台の上に置いたら、いよいよ名前の発表です。ファンファーレと共に、いつも体重を書いたホワイトボードを掛けていたついたてにかぶせていた白い布を取ると、そこには”梅浜”、”永浜”の文字がありました(皆さま当たりましたか?)。
引き続き、お客さんの中で”梅浜”、”永浜”を付けられた方というアナウンスがあり、近くにいた男性の方がステージに上がりました。この方は両方とも名付けたらしく、その場でプレミアムツアーがプレゼントされました(うらやまし~い)。
他の命名者への賞品は抽選になる旨が説明された後、屋内運動場の中にいる飼育員さんにMCを交替して、いつもの体重測定が行われました。体重測定が始まった頃は、赤ちゃんを包むように覆うことができたタオルも、今ではキュートなお尻が丸見えです(^^;)。
この日の体重は、梅浜2624g、永浜2420gでした。2頭は保育器と違って動きやすくなったからかよく動き、何度も飼育員さんに体勢を直されていました。
そのまま最前列移動観覧となり命名式は終わりました。終わったあとには、早速、梅浜、永浜のポスターがパンダランドにお目見えです。
この日の印象は、保育器でなくなったからだと思いますが、とにかく梅浜永浜がよく動くことです。いままで静止画のような動画が多かったのですが、これからはハプニングを含めて動きが楽しみですね。おかげで、2頭を見分けるポイントを何カ所も発見できました。最もわかりやすいかかとの見分け方をおまけとして下に紹介しちゃいます。他にもいろいろありますので、2頭を見る機会がありましたら、是非見分けにチャレンジしてください。
動画はこちらをご覧下さい(14分35秒)
今までの隆浜&秋浜や愛浜&明浜はつむじの数が違うなど、結構見分けやすかったのですが、梅浜&永浜はつむじの数も同じです。比較的見分けは難しいですが、その中でも一番わかりやすいのはかかとの白い毛です。
永明の子はみんなかかとに白い毛があるのですが、永浜のかかとは比較的丸い小さな白い毛です。一方、梅浜は永浜に比べて白い毛の面積が広く、縦に細長いのがわかります。
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※とうちゃんの独り言:
皆さま命名の結果はいかがでしたか?うちの場合、嫁さんと2票投票権?がありましたので、”我が家の命名委員会(^^;)”では、1つは思いを込めて佳名から、もう一つは当てにいこうということにしました。その結果、”永浜”が当選し、先日ブルーのプレミアムカードを頂きました\(^^)/。嬉しい反面複雑な気持ちにもなりましたので、今回はこの”命名”について考えてみました。
まず、アドベンの命名システムは世界中で行っているどこのパンダ命名法よりも優れた方法だと私は思っています。例えば、アメリカで生まれた仔パンダたちはネット投票によって決められますが、既に候補が数件ある中から選ぶのが通例で、”命名する”と言うよりは”選ばれる”といった感じです。
また中国では、ごくまれにアメリカと同様のネット投票式もありますが、多くの場合里親になった方のみ命名権が認められます。ましてや一生呼ばれる"戸籍名"になろうと思えば、どうすればいいのか明文化されてません。生後すぐに生涯独占里親になれば確実かもしれませんが、いずれにせよ相当大変です。
一方、アドベンの命名法は至ってシンプル。応募用紙に好きな名前を書くだけです。ネットでも記載式になっていますので、世界中から投票可能です。今のところ”~浜”という不文律がありますが、選ばれるかどうかはともかく、どんな名前でも自分が思いを持って付けることが可能です。そのうえ、見事名前に選ばれた場合は直接間近で逢うことができる権利が当たるかもしれません\(^^)/。
ただ、あえて1つだけ今後に残る問題点を挙げるならば、その選考結果です。”幸浜”、”愛浜”&”明浜”、そして今回の”梅浜”&”永浜”と3回とも100名を超える大勢の方が名付け親になっています。みんな良い名前と思ってますし、今までの結果にケチを付けるつもりは全くありませんが、(選考過程は我々には見えませんので)最近の結果だけを我々応募者側が見れば、多数派にならないと当選の可能性もないと思ってしまいます。その結果、徐々に”自分が思いついた素晴らしい名前”よりも、”大勢の方が選びそうな名前”を応募する傾向になるのではないでしょうか?
そうであれば、”大勢の方が選びそうな名前”がますます多くの票を集め、決定されやすくなります。少なくとも我々は今回半分そうしてしまいました。この傾向が浸透すると、予想通りの名前にばかり集中してしまいます。これで良いならば、アメリカ式のように候補を並べて募集すればいいと思います。必ずしも多数派じゃなく、”衆知を集める良さ”を生かす為、あくまで私見ですが、大勢が当選する選考方法は一度変えてみてはいかがでしょうか?
繰り返しますが、この命名方法と特典(^^)は、世界中で見ても優れたパンダ命名法と思いますので、是非とも今後も続けていって欲しいと思いますが、一度、”大勢の方が納得するような素敵な名前だけど、命名者が一人(数名)”というケースを作ってみてはいかがでしょうか?個人的には”~浜”を続けることは大賛成ですが、”一人でも良い名前なら選ばれる”ならば、思いもつかないような”浜”との組み合わせや呼び方が出てくるかもしれません。
(評論家みたいな書き方ですみません。もしよければご意見・ご感想下さい)