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母は健在!!香港編(2011.08.16,19) [番外編]

震災に負けるな!!頑張ろうニッポン!!
被災された皆さまには、心からお見舞い申し上げます。
役割はそれぞれ異なりますが、再生に向けて頑張っていきましょう!!

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 続きまして、香港海洋公園で暮らすパンダたちを紹介していきます。
やはり朝一番のパンダたちは活発でした(^^)。
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香港海洋公園に行ったことのある方は何人かおられると思いますが、
開園前に着いたときにどうすれば早く入れるかも勉強してきましたので、
もし以後行かれる方がおられましたら、参考にして頂ければ幸いです。

香港は、おおざっぱに書くとこんな位置関係になっています。
              深セン(中国本土)
                |
      (空港)    (新界)
     ランタオ島==九龍半島
 (ディズニーランド)   ||
               香港島
                (香港海洋公園)

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今回我々は初めての香港訪問でした。宿泊したところが、旧香港啓徳国際空港の近く、九龍半島のMTR(鉄道)から少し東に外れた土瓜湾地区というところでしたので、香港海洋公園へはバスで向かうことにしました。

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バス路線は非常に種類が多いので、何路線かごとにバス停が纏められています。MTR駅は近くにありませんが、空港へもフェリーターミナルへも香港海洋公園へもこのバス停群から行くことが出来るので、とても便利です。

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今回使用したのは、この107路バスです。香港海洋公園には正門入口と大樹灣入口がありますが、パンダを見に行くならば正門入口からすぐ近くにいますので、正門入口近くの香港仔隧道(Aberdeen Tunnel)というところに停まるこのバスを選びました。
バス停では足下のアスファルトに線が引いてあり、誰に言われなくても路線ごとにきっちり順番を守って整列します。彼らにとっては当たり前でしょうが、各所のパンダ巡りをしている我々にとっては素晴らしいマナーに見えました。

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見にくいですが、バス停の一覧を撮ってきました。ちなみに料金は先払い制で、前から乗って後ろ(真ん中)から降ります。降りるバス停が来たら、ボタンを押して知らせるのは日本と同じです。料金は距離によって異なってますが、料金箱のところにも表示されています。なお、香港島に渡る海底トンネルより手前から乗ると、ひとり11.1HK$(約110円)です。オクトパス(八達通/Octopus)というICカードが地下鉄やバス等に広く使え、割引もあるそうなので圧倒的に便利そうでした。私はよくわからず買いませんでしたので、小銭調達が大変でした...。

香港でバスといえば2階建てバス!!。とりあえず一番前は無理でしたが、眺めが良さそうな上の階の席に行きました(^^)。バスの中でごみを捨てたり飲食をしたりすると、罰金がとられる旨の掲示があります。ここでもきっちりしていますが、この時嫁さんも私ものどを痛めていたので、飲食禁止はきつかったです。
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ちなみに、降りるバス停"香港仔隧道(Aberdeen Tunnel)"の一つ手前は、景隆街(Cannon Street)といいます。このバス停を過ぎたら、赤丸印で囲ったボタンを押して降りる準備をしましょう。ごく稀に、この電光掲示がないバスがありますので、その場合は停まったバス停の名前を注意してチェックしましょう。
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香港仔隧道(Aberdeen Tunnel)のバス停を降りると、徒歩5分ぐらいで香港海洋公園に着きます。案内看板がありますので、そう難しくありませんでした。
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先ほどの坂を上ると横断歩道があります。この横断歩道を渡ると、次は下り階段があり、少し歩くと香港海洋公園が見えてきます。
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このエスカレーターを上ると正門入口です。
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正門入口に到着しました。ここで簡単な手荷物チェックがあります。
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チケット売り場の窓口は番号が振ってあります。
入場料はひとり250HK$(約2450円)でした。チケット購入と入場口は別で、アドベンとほぼ同じ方式です。
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チケット販売窓口はたくさんありますが、窓口ではなく少し手前にチェーンが張られているところに並びましょう。係員が順番に空いた窓口に誘導してくれます。
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朝一番の係員がいないときには、ほとんどの方は窓口の前で待っていますが、係員が来ると必ずこの位置に並びなおすように言われますので、あらかじめチェーンが張られるこの赤丸で囲った場所で待っていると、一番乗りでチケットが買えると思います。

こうして購入したチケットです。裏にバーコードがあり、入場時に読み込む方式です。いろんな動物の絵柄で5,6種類あったと思いますが、ランダムで渡されるので種類は選べません。嫁さんと2人で2回4枚購入して運良く1枚ジャイアントパンダのチケットをゲット出来ました\(^^)/。モデルは盈盈さんでしょうか。
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チケットを購入したら、入場口のバーコードリーダーの前で並びましょう。香港海洋公園のお客さんは、誰も入場口前で並んで待っていませんでした。19日に2回目の訪問をしたときには、開園1時間前ぐらいの到着だったので、既に100人以上の方が周りにおられましたが、列がなかったおかげでチケット購入も園内入場も一番乗り出来ました。
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そしてお馴染み園内掲示でのパンダ舎チェック!!広大な園内ですが、正門入口から少し歩くと佳佳と安安が暮らす香港賽馬會大熊猫園(Giant Panda Habitat)があり、更に左奥に楽楽&盈盈が暮らす亜州動物天地(Amazing Asian Animals)があります。
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今回は、まず香港賽馬會大熊猫園(Giant Panda Habitat)の方から紹介します。大きなパンダのオブジェが出迎えてくれるこちらの大熊猫園は、山の斜面を利用して作られています。

かつてライブカムがあり、ネット上で愛らしい姿を見ることができていたのはこの大熊猫園です。部屋は3つあり、ライブカム当時は確か一番左が楽楽&盈盈、真ん中が佳佳で一番右が安安の部屋だったと思いますが、今は左が安安、真ん中が佳佳で右は空室になっています。

入場するには、長~いスロープ(写真の赤矢印)を並んで上がっていく必要がありますが、朝一番など、お客さんがスロープに列を作っていないときには階段(写真の緑矢印)を直接上って入ることも可能です。
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大熊猫園の入口付近です。出口は自動的に土産物屋さんを通るようになっています。中は全体にクーラーが利いているので、とても涼しいです。混雑しているときでも特に移動観覧にはなりませんでした。じっくりとパンダが見られる配慮は嬉しかったです。何より外が暑いので、食事やトイレ以外に出ていく気になりませんでした(^^;)。
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それではいよいよ香港海洋公園で暮らすパンダたちの紹介です。まずは真ん中の部屋です。アドベンよりとにかく奥行きがありますが、斜面を利用しているので下から見上げるような形になり、とても見やすかったです。
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ここでタケノコを食べているこのパンダが佳佳です。佳佳は推定1978年生まれの雌パンダですので、現在推定33歳。ベルリン動物園の宝宝と並んで、現在飼育下世界最高齢のパンダです。
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佳佳は、盼盼、新星との間に6頭の出産経験があります。子供には、桂林七星公園の美形パンダ月月(Yue Yue、1993年10月5日生まれ:雌)、四川大地震後最初のパンダ(平平&安安)を産んだ帼帼(Guo Guo、1996年9月14日生まれ:雌)、そして王子動物園で昨年亡くなった2代目興興(龍龍、1995年9月14日生まれ:雄)などがいます。佳佳を見ながら、興興はアイパッチの形が佳佳によく似ていたな~としみじみと思い出してました。
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なお、記録上飼育下で推定30歳以上まで生存した/生存中のパンダは17頭いますが、子供を残したパンダは佳佳を含めて4頭しかおらず、子供が1歳以上まで成育したのは佳佳と川川(昨年上海動物園で死亡、享年推定30歳)の2頭しかいません。意外に長寿パンダは子孫を残していないんですね。

ただ、拙い英語&筆談で香港海洋公園の飼育員の方々と会話すると、佳佳のことを「長寿世界第2位のパンダ」として紹介してくれました。同級生の宝宝を年上と立てているのでしょうか?会話が続かず(^^;)なぜ2位なのかもう一つ突っ込めませんでした。
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2日間滞在しましたが、佳佳が笹を食べるところは見ることができませんでした。食べたのは少量のタケノコとおやつのみで、なるべく歩いたり座ったりしている写真を集めましたが、実はこれらの活動していた時間は朝一番のほんの少しだけでした。
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おやつを食べるときも、このように横たわって食べることがほとんどでした。
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そして、大半の時間は、ほぼ中央のこの位置で仰向けになったり、
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横になって寝ていました。当然ここまでの高齢になると活動量も落ちてしまうんでしょうね。
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それでも自分でバックヤードに帰ってましたし、興興の母はまだまだ健在です。いつまでも長生きして欲しいなと思いました。
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続いて、かつて楽楽&盈盈の仲良しカップルが暮らしていた一番奥の部屋です。左の窓の外にはロープウェーが見え、お日さまの光が入って明るいところです。
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ここで現在暮らしているのは安安です。安安は1986年生まれの野生の雄パンダです。1986年10月12日に四川省宝興県で母からはぐれているところを保護されました。当時の体重は1.7kg。生後約2ヶ月と推定されています。
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その後、臥龍と宝興県蜂桶寨自然保護区で4歳まで成長したあと、新星と共に1990年9月から1991年1月までシンガポール動物園に短期出張しています。シンガポール出張当時の安安の写真を見つけましたので、こっそり紹介します(左が安安です)。リンクをクリックして見て下さい。
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安安は1991年1月に一旦臥龍に戻ったあと、1993年5月に今度は深セン野生動物園に出張。約5年間暮らして1998年8月に臥龍に戻っています。そして翌1999年3月から香港海洋公園に移って現在に至っています。結構波瀾万丈ですね。
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移動が多かったせいか、安安には交配の機会がありませんでした。従って、彼には身に覚えがないでしょうが、安安には子供が1頭います。
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融融(Rong Rong:2004年7月13日生まれ、雄)が実は安安の子供です。写真は2009年に上海野生動物園で撮ったものです。言われてみれば似てますね。安安の冷凍精子を空輸して茜茜に人工授精を行った結果、融融が生まれたと伺っています。
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安安は香港に来てからの後半生はゆっくりと過ごせているのではないでしょうか。これからも元気で過ごして欲しいです。
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次回は仲良しカップル、楽楽&盈盈の様子と、あえて狙って行った6歳のお誕生日会の様子をお伝えします。お楽しみに~
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riepanda

こんにちは。
先日はアドベンでお世話になりました。

今回のご旅行のご報告も楽しみにしておりました。
佳佳&安安ともに元気にしている姿が見れて安心しました。
安安のシンガポール時代、そしてお子さんの写真もありがとうございます。

楽楽&盈盈の誕生日もご覧になったのですね。
英語のプレスリリースだと楽楽の誕生日の日にイベントをやったと聞いたのでそれで終わりかと思ったらちゃんと盈盈の日にもあったとは素晴らしいです!!(パンダ館でお写真拝見しました)

昨年12月に行った時に入口付近で大規模な工事が行われていたので何か新しいアトラクションができるのかと思っていたのですが、正門を直していたのですね…。昨年とずいぶん変わってしまっているので、迷子にならないよう今年の12月に訪問する際に参考にさせていただきます。

盈盈の入場券が手に入ったなんてうらやましいです。
やっぱり看板のマスコットのウィスカー(アシカ)率が高いのか、昨年は2日ともウィスカーでした。今年はどっちでもいいのでパンダのものが手に入ったらいいなと思います。

続きも楽しみにしております。
by riepanda (2011-09-04 10:05) 

tochan

>riepanda さん
こんばんは♪ nice!&コメントありがとうございます。入場券は確かに
ウィスカー率高いですね。我が家も50%(2枚)あります(^^;)。
他にもイルカやレッサーパンダがあったと思いますが、チケット窓口で
山ほど積んである発行前のチケットの絵柄で、ジャイアントパンダは
確か盈盈の1種類だけだったような気がします。

佳佳と安安は、香港海洋公園での生活も長く、すっかり定着して
いますが、特に安安の経歴を知っている人は少ないかもしれないな
と思って、蛇足ながら今回いろいろ追加してみました。
シンガポール時代の安安の写真、楽しんで頂ければ嬉しいです。

盈盈の誕生日の様子は、パンダ館で少し触れた通り
ちょっと残念でしたが、元気そうな姿をお伝え出来ればと思ってます。
riepandaさんも今度年末に行かれるとのこと、またレポを
楽しみにしています。
by tochan (2011-09-04 23:39) 

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