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2011年3月11日 [番外編]

東北地方を中心に発生したマグニチュード9.0の大地震は多くの人々の生活を一変させてしまいましたね。あまりの凄まじさに言葉もありません。被害に遭われた方々、そして今も不便な生活を強いられている方々には、心からお見舞い申し上げます。

上野動物園では力力と真真の15日マスコミ事前公開も、22日からの一般公開も中止となり、17日から臨時休園となってしまいました。
http://www.ueno-panda.jp/topics/detail.html?id=27
http://news.walkerplus.com/2011/0316/13/ http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20110315ddlk13040214000c.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110317k0000m040016000c.html
残念ですが、やむを得ない妥当な処置ですね。1日も早く人々が笑って暮らせるようになることを願います。

実は地震当日の3月11日、私はアドベンにいました。
永明、梅梅、良浜の功績をたたえ、和歌山県から「和歌山県勲功爵(わかやまけんくんこうしゃく)」(わかやま で ナイト)という称号の授与式が、11日の16時30分から行われる予定だったからです。
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=12726
http://www.asahi.com/national/update/0304/OSK201103040200.html

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これは15時過ぎの様子です。主役の永明は、屋外運動場で機嫌良くパトロール中でした。

IMGC0109.jpg
式典用の演台や机が運び込まれ、マスコミや関係者の方々が集まりだしたのですが、東日本で発生した地震による津波警報が発令されたことを受け、急遽式典は直前で中止となりました。

ちなみに、地震が起こったちょうどその時(14時46分)に撮っていた写真です。
IMGC0064.jpg
巷では地震の前に予見行動をとる動物もいるとのことですが...。
数年前に和歌山で震度5の地震が起こったときにも普段と変わらなかったということも伺ったことがありますし、少なくともジャイアントパンダには予知能力はなさそうです(^^;)。

帰りは大津波警報によるICの閉鎖や国道42号線の規制、そして玉突き事故の影響で普段より1時間半~2時間程度時間がかかりましたが、無事帰宅することが出来ました。

連日報道される被災地の情報には本当に心が痛みます。些少ながらYahoo!募金というものに初めて参加しました。私も少しでも元気になれるようなパンダ情報をこれからも発信していければと考えています。

最後に海外情報を一つ。昨夜既に公式HPでは発表されていたのですが、サンディエゴ出身の蘇琳が、昨日3月15日の10時36分頃に武崗との自然交配に成功したとのことです。
http://www.chinapanda.org.cn/blog.php?id=811
また新たな春がやってきましたね。みんなガンバレ!!
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上野にパンダ再び!!(2011.02.11) [番外編]

 つい先ほど、成田空港に比力と仙女が到着したというNHKニュースを見ながらこのブログを書いてます。いよいよ、上野動物園のパンダ史新世代の幕開けですね。というわけで、本日は比力と仙女来日記念として上野特番です。

まずは、国内各局の動画ニュースの紹介です。一定期間で見えなくなると思いますので、お早めにご覧下さい。

ANN(テレビ朝日系)
 パンダ2頭あす日本に!来月下旬から一般公開 
 来日パンダを独占取材!?地元上野も熱烈歓迎
 
 パンダ2頭が中国・四川省を出発 日本に今夜到着 
 パンダ2頭今夜日本に 上野動物園では3年ぶり 
 上野動物園にパンダ到着 約3年ぶりに一般公開へ 
 パンダ到着一夜明け…笹10キロをたいらげ熟睡も 


NHK
 パンダ 日本への出発に備える 
 2頭のパンダ 中国・成都を出発 
 パンダ公開に合わせ循環バス 
 パンダ2頭 上野動物園に到着 
 到着したパンダ 映像を公開 
 上野動物園にパンダファン 


JNN(TBS系)
 中国のパンダ2頭、日本に向け出発
 パンダ来日、上野の商店街は熱烈歓迎 
 パンダ2頭が来日、上野動物園に到着
 パンダ2頭、健康状態は良好

FNN(フジテレビ系)
 中国のジャイアントパンダ2頭、四川省の保護施設を出発し21日夜に上野動物園到着へ 
 上野動物園にやって来るジャイアントパンダ2頭が中国・四川省を出発 21日夜に日本へ 
 中国・四川省からつがいのパンダが上野動物園に到着 上野動物園に3年ぶりのパンダ
 パンダが上野動物園に到着 環境に慣れた3月下旬ごろに一般公開へ
 パンダが上野動物園に到着 3月下旬に一般公開され、新しい呼び名を発表へ
 東京・上野動物園にジャイアントパンダ到着 比力は落ち着きなく、仙女は熟睡

NNN(日本テレビ系)
 上野動物園出発へ パンダの健康チェック 
 来日のパンダ2頭が施設を出発 中国
 来日のパンダ2頭、日本に今夜到着 
 パンダが中国出発、上野動物園に今夜到着へ 
 2頭のジャイアントパンダ、成田空港に到着 
 2頭のジャイアントパンダ、上野動物園到着 
 上野動物園に到着のパンダ2頭、写真を公開 

TXN(TV東京系)
 上野に3年ぶり パンダ 今夜来日!!
 上野動物園へ パンダ2頭到着
 パンダ 到着から一夜明けて
 パンダ映像公開

他にもあるかもしれませんが、今のところチェックできたのは以上です。
※2月22日分記事追加しました
さすが東京都恩賜上野動物園!!ですね。各局すごい熱の入れようです。
私はアドベンで梅梅を、良浜を、雄浜を目の当たりにしてパンダを好きになりました
が、やはり日本パンダ史の原点といえば上野動物園ですよね。

既にご存じの方も多いと思いますが、上野動物園のパンダ情報サイト
「UENO-PANDA.JP」というサイトもオープンしています。
http://www.ueno-panda.jp/

歴代の上野パンダたちの動画などをYoutubeにUPして頂いているのがとても嬉しいです。こちらでも一部紹介いたします。


康康(カンカン:♂)譜系号122、[推定1970年~1980年6月30日]
http://www.ueno-panda.jp/history/kankan.html
蘭蘭(ランラン:♀)譜系号111、[推定1968年~1979年9月4日]
http://www.ueno-panda.jp/history/ranran.html

私は直接会うことができませんでしたが、ご存じ初代上野カップルです。
2頭の間には子供が授かっていましたが、残念ながら蘭蘭が亡くなってしまい
出産には至りませんでした。ただ、この蘭蘭と康康との間の死産子については
パンダの戸籍とも言うべき国際譜系号にはしっかりと記録されています
(譜系号211、性別不詳、1979年9月4日死亡)。

歓歓(ホアンホアン:♀)譜系号162、[推定1972年~1997年9月21日]
http://www.ueno-panda.jp/history/hoanhoan.html
飛飛(フェイフェイ:♂)譜系号183、[推定1967年~1994年12月14日]
http://www.ueno-panda.jp/history/feifei.html

康康&蘭蘭に代わって上野の主となったのは飛飛&歓歓でした。
人工授精とはいえ、1985年、1986年、1988年と20年以上前に
立て続けに繁殖に成功した実績は素晴らしいものがあると思います。
'86~'87年は育児中だったことを考えると、ほぼ百発百中。
上野スタッフの方々の成果にはただただ驚くばかりです。

ご承知の通り、初産については生後まもなく死亡してしまいました。
初初(チュチュ:♂)譜系号293、[1985年6月27日~29日]

しかしながら翌年の童童から3年後の悠悠の出産で、上野に
再びパンダブームが巻き起こりましたよね。
童童(トントン:♀)譜系号313、[1986年6月1日~2000年7月8日]
http://www.ueno-panda.jp/history/tonton.html
悠悠(ユウユウ:♂)譜系号345、[1988年6月23日~2004年3月4日]
http://www.ueno-panda.jp/history/youyou.html
私が初めて上野動物園に行ったのはちょうどこの頃です。
ずいぶん並んで幼かった悠悠のかわいい姿を見ることができた、
一瞬だけど一生忘れられない記憶があります。

双双(シュアンシュアン:♀)譜系号332、[1987年6月15日~]
http://www.ueno-panda.jp/history/shuanshuan.html
陵陵(リンリン:♂)譜系号294、[1985年9月5日~2008年4月30日]
http://www.ueno-panda.jp/history/rinrin.html
もちろん私の中では双双も上野ファミリーの一員です。まるでファスナーが
ついているかのようなセクシーな背中がかわいかったです。先月貸出先の
グアダラハラ動物園から故郷チャプルテペック動物園に戻っています。
今度こそゆっくりと余生を過ごして欲しいものです。

陵陵が2008年に亡くなったことで、およそ35年半に渡る上野パンダ史の
時計が一旦止まってしまっていましたが、これから比力と仙女が、我々に
どのようなストーリーを見せてくれるのでしょうか?
臥龍(碧峰峡)系、成都基地系、上野動物園系と3カ所のノウハウを知る
スタッフが集まっていますし、繁殖活動にも期待がもてます。今から楽しみですね。
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【速報】王子パンダ館の様子(2010.09.10) [番外編]

遺された旦旦の様子等々、すぐにでも見に行きたい気持ちがとても強かったのですが、私は業務で行けず、嫁さんに急遽王子に行ってもらいました。
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園内入口です。やはり現実なんだな~と思い知らされます。

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そして、いつも興興がいた入って奥の屋内運動場のやぐらの上には、興興の写真と職員さんが供えたであろう花束やおやつが並んでました(T_T)。言葉になりません。

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彼の最後の体重だったのかどうかわかりませんが、主なき体重計がジャスト120kgを指しています。

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ガラス面手前には一般の方用の献花台があります。ささやかながら我々もかご入りの花を供えさせて頂きました。

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そして興興へのメッセージを書く記帳です。まだ私の中では彼に届けるメッセージがまとまりません。

006.jpg
一方、隣で笹を食べる旦旦です。パートナーがいなくなったことはわかっているのでしょうか?

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偶然かもしれませんが、この日の体重は79.0kg。いつも以上に軽いと感じますね。

008.jpg
時期が時期だけに、単なる寝姿なのですが悲しんでいるように見えてしまいます。

とても悲しいことですが、起こってしまったことは戻らないですもんね。興興の冥福を陰ながら祈りたいと思います。そして、とにかく旦旦の幸せを第1に、これからの飼育を考えて欲しいなと切に願います。
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追悼(;_;) [番外編]

本当に突然のことで驚き、そして未だに信じられません。
王子動物園の興興が本日9月9日正午頃に亡くなりました。

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先月の14日に王子動物園を訪れたときには、我々に元気そうな姿を披露してくれていました。

IMGA0261.jpg
新たなやぐらを設置したこの屋外運動場も、主を無くしてしまいました...。

アドベンの双子兄妹の動画を楽しみにしてくださっていた方々、本当にすみません。さすがに動画編集をできる状態ではありませんので、少しだけ延期させてくださいm(_ _)m。
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08年生まれC班の仔パンダたち(2010.04.30~05.01) [番外編]

それでは、引き続きGWに訪れた成都大熊猫繁育研究基地に戻ります。今回は、
08年生まれ13頭のうち、幼年エリアで暮らす5頭を紹介します。
08年生まれC班の仔パンダたち(2010.04.30~05.01)説明図.jpg
幼年大熊猫エリアの地図で見て左側は、太陽産房から降りてきてすぐのところにやぐらがあり、通常1~3歳の仔パンダが出迎えてくれますので、14号獣舎、太陽産房と並んで人気のエリアです。

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いましたいました(^^)。今回も1頭ずつプロフィールを交えながら紹介します。

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まずは、このエリアにもいます!!梅梅の孫、奇福から紹介します。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 奇福(♀) |   Qi Fu    | 2008.07.26 | 奇縁(11)

名前でお気づきと思いますが、先日紹介したマカオに行くことが決まっている奇妙ちゃんの双子の姉です。

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奇妙ちゃんと奇福ちゃんの双子を並べてみました。写真で見る以上に実物はアイパッチの形とかよく似ていました。ちなみにこの姉妹の見分け方は、顔の輪郭です。奇妙の方が耳も顔もやや丸く、奇福の方が頬毛がフサフサしています。

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奇福の顔をアップでよ~く見ると、隆浜ほどではありませんが、目の周りの毛が薄くなっています。叔父と姪でこんなところがにているんですね~。愛嬌があってかわいいです。

201.jpg
次はパンダフルライフでお馴染み娅娅の第12子"娅林"です。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 娅林(♂) |   Ya Lin   | 2008.08.24 | 娅娅(20)

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ここにいる5頭の中では一番の小柄ですが、アイパッチも耳も大きめの特徴ある顔立ちです。母の娅娅は2007年に想像妊娠となりましたが、翌年に恋が成就して生まれた子がこの娅林です。

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続きまして、まるでスタンドマイクを持ってカラオケ熱唱中!!のようなこのパンダは妮妮です。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 妮妮(♀) |   Ni Ni    | 2008.08.23 | 成績(10)

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母はこちらもパンダフルライフでお馴染みの成績で、先日紹介した迎迎の双子の妹です。2頭とも出生時200g越えていましたので、成績頑張りましたね。妮妮は丸くて均整の取れた顔立ちをしています。

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真ん中で豪快に竹を食べているこのパンダは、功仔といいます。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 功仔(♂) |  Gong Zi   | 2008.07.26 | 成功(10)

402.jpg
繁育基地で2008年最初に生まれた雄パンダで、08年班13頭のうち現在最重量ですが、あまり他のパンダとケンカしない優しいパンダとのことでした。そういえば、功仔は面長な顔立ちをしていますので、アドベンの永明や息子たちに特徴は似ている方ですね。ちなみに、母親の成功は成績の双子の姉です。

501.jpg
最後にリラックスしてお食事中のこの子は双慶です。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 双慶(♂) |Shuang Qing| 2008.08.25 | 大双(13)

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双慶の母は、このブログでも何度か紹介した、一時雄浜と一緒に暮らしていた"大双"です。双慶はつむじが2つはっきりとしていて、丸顔でアイパッチが大きく耳が小さめといったところが特徴です。遠くでじゃれ合っていることが多かったので、あまり近くで見ることができませんでした...。

601.jpg
あいにく娅林は寝ていますが、最終日にようやく5頭揃ったところを撮ることができました。動画でもお楽しみ下さい。

なお、08年生まれの13頭の部屋の組み替えがあり、'10年7月末現在は太陽産房のA班には奇妙以外の雌パンダ4頭(奇福、貝貝、歓歓、妮妮)が、2号獣舎のB班にはマカオ行きが決まった蜀祥と奇妙が、そしてこの幼年エリアC班には蜀祥以外の雄パンダ7頭(功仔、蜀雲、迎迎、娅林、双慶、大毛、園子)が暮らしています。


2010-04-30 11:02

動画はこちらをご覧下さい


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毎日泥んこ(^^)(2010.04.30) [番外編]

今回は2号獣舎にすむ08年生まれの仔パンダ5頭を紹介します。ここには、雄浜の子供である”大毛”や、マカオに行くことが決まった梅梅の孫”奇妙”が連日元気に遊び回っていました。それでは、いつも通り場所の紹介から。
毎日泥んこ(^^;)(2010.04.30)説明図.jpg
この2号獣舎は以前、隆浜や美蘭が暮らす場所として紹介しました。大毛たち5頭が暮らしているのは、一番南側の太陽産房に向かう道路沿いにあります。

001.jpg
ここではお馴染みになりましたが、中国語と英語、そしてちょっと変な日本語で書かれた看板です。この看板の右奥に進んでいくと...
002.jpg
いましたいました(^^)。08年生まれの仔パンダ5頭です。今回も1頭ずつ紹介していきますね。

101.jpg
まずはアドベンの"PANDABOOK"でも紹介されていた、大毛です。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 大毛(♂) |  Da Mao | 2008.09.01 | 毛毛(7)

改めて紹介しますと、雄浜と毛毛の間に生まれた双方にとって初めての子です。特に毛毛(2003年9月6日生まれ)は4歳11ヶ月で大毛を出産しました。飼育下での最年少出産記録にはわずか1日及びませんでしたが、繁育基地では歴代一番の"ヤンママ"です。毛毛は美美-慶慶-娅娅と続く”英雄の母”一族の血を受け継いでいますし、これからも多くの子を産んでくれることを期待します。

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どうですか?この顔、父雄浜や祖父母の永明、梅梅の面影がありますよね。なお、大毛は飼育下世界初の6世代目のパンダです(ちなみに、飼育下世界初の5世パンダは我らが雄浜です)。現時点で生存する中で、6世パンダはまだ3頭(大毛、博斯、紳威)しかいません。

103大毛.jpg
大毛はこの中でも1,2を争うやんちゃさんで、見に行っていた時には誰かとプロレスしていました。雄浜ファンの私としては、これからの成長が楽しみです(^^)。

201.jpg
続いて同じく梅梅の孫に当たる奇妙ちゃんです。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 奇妙(♀) |  Qi Miao | 2008.07.26 | 奇縁(11)

アイパッチの間が少し離れた八の字状のため、いわゆる成都顔とは違った愛嬌のあるかわいい顔をしています。特徴のある顔なので、ダンゴ状態になっていても一番最初に見分けられます。

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いとこの大毛とは本当に仲が良く見えました。微笑ましいシーンです(^^)。

この奇妙は、前回紹介した蜀祥と共にマカオへ行くことが決まっています。前回お知らせした通り、いわゆるブリーディングローンと違って、”完全移籍”です。来年もし繁育基地に行くことができても、もう奇妙&蜀祥がいないのは少々寂しいですが、マカオでも体調に気をつけて元気に暮らして欲しいです。

301.jpg
続いては、蜀祥の双子の弟、蜀雲です。もちろん彼も上海動物園で先日大往生した川川の孫にあたります。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 蜀雲(♂) |  Shu Yun | 2008.08.05 | 蜀慶(11)

302.jpg
丸顔でアイパッチが小さめなのが特徴です。

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そしてこの子は園子です。日本では女の子につけられそうな名前ですが、雄パンダです。中国では雄に"○子"の字を使うことの方が多いような気がします。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 園子(♂) |  Yuan Zi | 2008.09.06 | 園園[元元](7)

園子は木の上にいることが多く、木登りが好きなのかもしれません。アイパッチが八の字で奇妙より中央に寄っており、耳が大きくて耳先の毛が毛羽立っているのが特徴です。

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最後に迎迎です。一見大毛に似ているところもありますが、よく見ると鼻先もアイパッチも迎迎の方が小さめで、つむじが大毛がまっすぐ縦に2つくっきりと見えるのに対して、迎迎はつむじが斜めの線に見えます。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 迎迎(♂) |  Ying Ying | 2008.08.23 | 成績(10)

迎迎は北京オリンピック閉幕直前に生まれた為、北京オリンピックの5人(5頭?)のマスコットキャラクター(貝貝[水と魚]、晶晶[パンダ]、歓歓[五輪聖火]、迎迎[チベットカモシカ]、妮妮[燕])のうちの一つを名付けられました。結局マスコットキャラクター名は全て繁育基地のパンダの名前に使われており、2005年生まれの晶晶以外は、全て北京オリンピックが開催された08年に名付けられています。

601.jpg
連日こんな感じで泥んこになって遊んでいました。ここにいないのは、木に登った園子です。

602.jpg
5頭勢揃いした食事風景です。みんなとっても元気でした(^^)。それでは、動画でお楽しみ下さい。
※今回は長かったので3つに分けました。

2010-04-30 07:36

動画はこちらをご覧下さい


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並んでお食事(^^)(2010.05.03) [番外編]

3回に分けて紹介してきた太陽産房(大熊猫産房)もいよいよ最後です。
今回は、大熊猫幼稚園の隣のエリアで暮らしていた08年生まれの仔パンダ3頭を紹介します。まずは、恒例の地図から行ってみましょ~。
並んでお食事(^^)(2010.05.03)説明図.jpg
ここは仔パンダと並んで2ショット写真を撮ることで有名な場所です。今まで思縁、
小Y頭、星雅なども1歳の時にここで2ショットのお仕事を務めていました。

仲良しなんだよ(^^)
この日朝一番に訪れたとき、3頭の仔パンダは何故か縦にきれいに並んで笹を食べていました(^^)。1頭ずつプロフィールを交えて紹介しますね。

歓歓です(^^)
まずは繁育基地08年生まれ13頭の中でも屈指の美パンダ、歓歓です。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 歓歓(♀) | Huan Huan | 2008.08.10 | 奇珍(11)

母親は奇珍ということで、もうおわかりと思いますが、梅梅の孫です。この角度から見ると祖父の哈蘭に似て頬毛が立派ですが、梅梅の美形の血筋もしっかりと引き継いでいると思いました。

はじめまして
偶然にも我々は昨年0歳児だった歓歓を抱っこさせてもらえたので、少々身びいきがあるかもしれませんが、どうですか、この笑顔(^^)。無条件でかわいいと思いませんか?

貝貝&蜀祥です
次は一番上で笹を食べている、貝貝を紹介します。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 貝貝(♀) |  Bei Bei | 2008.08.10 | 奇珍(11)

私も梅梅おばあちゃんの孫です(^^)
貝貝は歓歓の双子の姉です。ちょっと角度が悪くて見えにくいですが、歓歓とよく似ています。歓歓との見分け方は、芝芝のように鼻の周りに黒い点がいくつか見えることです。

みんなマカオにも来てね~
そして最後に08年班イケパン代表の蜀祥です。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 蜀祥(♂) | Shu Xiang | 2008.08.04 | 蜀慶(11)

蜀祥の母は上海動物園で4月に亡くなった"川川"の娘ですので、蜀祥は川川の孫ということになります。蜀祥は丸い耳がチャームポイントで、"ミッキーマウス(米老鼠)"というあだ名だったようです。

なお、蜀祥は間もなくマカオ特別行政区に贈られることが決まっています。他国への"繁殖研究"ではなく完全移籍です。成都に比べると気候は恐らくだいぶ違うことと思いますが、元気で暮らして欲しいものです。それでは、3頭の笹を食べるシーンを動画でご覧下さい。

2010-05-03 08:06

動画はこちらをご覧下さい


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09年生まれの仔パンダたち(2010.04.30) [番外編]

今回は、引き続き太陽産房で暮らす母子パンダを紹介します。後で出てくる見分け方を見れば、かわいい仔パンダ4頭を(たぶん)個体識別ができるようになりますよ(^^)b。ちなみに、場所は前回と同じですが念のため地図で紹介します。
09年生まれの仔パンダたち(2010.04.30)説明図.jpg
 ここには昨年2009年生まれの雌パンダ4頭と、彼女たちの世話をする母パンダ大双が暮らしているのですが、実は我々が訪れる2日前の4月28日に仔パンダたち4頭が体調を崩したらしく、翌29日は屋外での展示を急遽中止して屋内展示のみになったそうです。

実は、我々が成都繁育基地を訪れた初日の30日は、真っ先に隆浜と大毛が暮らしている2号獣舎に向かった為、09年班がいるエリアに来たのは10時半になった頃でした。既に気温が高かったからか、体調を崩しているからかは定かではありませんでしたが、仔パンダたちは既に屋内の展示エリアにいました。
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ほとんど寝てしまっており、雅莉1頭だけが起きていました(>_<)。2号獣舎優先にしたのでしょうがないですね...。

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 普段仔パンダたちを出している幼稚園エリアには、09年最後に生まれた琪琪の母、大双がいました。”大双って、アドベンのPANDABOOKで雄浜のお嫁さんとして紹介されていたパンダですよね?”と思い出す方は、相当記憶力の良い方です。その通り、大双は一時雄浜と同じ区画内で一緒に暮らしていたことがあります。残念ながら現時点では雄浜との間に子はありませんが、大双は今までに3頭の子供を産んでいます。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 大双(♀) | Da Shuang | 1997.09.01 | 慶慶(26)

大双の両親はお馴染みのパンダです。母はアドベンにも来たことのある慶慶で、父は哈蘭ですので、大双は良浜の姉ということになります。哈蘭のおかげで、良浜には本当にたくさんの兄弟姉妹がいますね。

 余談ですが、大双は初産の2006年には自分の子(双児)を含めた3頭を同時に授乳して育て上げました。梅梅と隆浜秋浜の事例のような”生後からの同時子育て”とは異なり、愛浜明浜の時と同じく、出産直後は"すり替え式"で、ある程度大きくなってからの同時飼育なのですが、とても母性の強いパンダです。今年はさらにレベルUP!!。なんと現在、09年班4頭をまとめて全部面倒見ているそうです\(@o@)/。いいお母さんですね。

長くなりましたので、いよいよ仔パンダたちの見分け方を紹介します。まずはプロフィールから。

  名前   |   読み     |   生年月日  | 母親(2010年末時年齢)
 文莉(♀) |  Wen Li | 2009.07.19 | 莉莉(18)
 雅莉(♀) |   Ya Li | 2009.07.19 | 莉莉(18)
 芝芝(♀) |  Zhi Zhi | 2009.08.23 | 娅老大(11)
 琪琪(♀) |   Qi Qi | 2009.09.28 | 大双(13)

201芝芝.jpg
この4頭の中で、一番目立つのは芝芝だと思います。特徴ある大きなアイパッチと丸い耳をしています。何より見分けポイントとなるのは口元です。唇の黒色も濃く、まるで口ひげが生えたように鼻と口の間が黒く見えます(^^)。

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こ~んなポーズをとっていても、鼻の下の黒い模様が目立つでしょう?

101琪琪.jpg
次にわかりやすいのは琪琪です。一番の小柄で、耳もアイパッチも一番小さいのが特徴です。

102琪琪.jpg
さらにこの時には、ただ一頭まだ哺乳瓶でミルクを飲んでいました。かわいい~(^^)。お皿で飲む練習はしているようですが、もうできるようになったかな~

301雅莉.jpg
残った2頭(莉莉の双子の子供)は結構見分けが難しいです。顔もそこそこ似ていて、つむじも両方とも2つです。ですが、運良く昨年TVでも紹介されました日本人飼育員さんがこのエリアの担当をされていましたので、思い切って伺ってみましたが、見分ける最大のポイントは、その”つむじの濃さ”だそうです。
※お忙しいところ丁寧に対応頂きましてありがとうございましたm(_ _)m。

302雅莉.jpg
妹の雅莉の方がつむじが濃く見えるんですね。下の文莉と比較してみてください。

401文莉.jpg
こちらが姉の文莉ですが、つむじが雅莉に比べて薄いのがわかりますでしょうか?

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雅莉と比べるとやや耳が縦に長く、顔が面長です。それでは、5月2日に見ることができたミルクタイムのシーンでおさらいしてみましょう。

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哺乳瓶でミルクを飲んでいるのが琪琪、手前のお皿でミルクを飲んでいる2頭のうち、右側の面長な方が文莉、左側のつむじが濃い方が雅莉です。

502.jpg
一頭離れていますが、アイパッチが大きく、”口ひげ”がチャームポイント(^^)の芝芝です。それでは、動画でも識別にチャレンジしてみてください。

※【補足】我々が成都繁育基地を訪れていたこの時は、仔パンダたちが体調を崩していた為、大双と仔パンダたちはずっと展示は別でした。有名な仔パンダ抱っこ(今年も1000元/人だそうです)も中止になっていました。でも、1歳半の仔パンダとの2ショット写真(500元/人)は行っていましたよ。

2010-04-30 10:30

動画はこちらをご覧下さい


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2月6日レポ&2009年生まれのパンダ一覧 [番外編]

幸浜の成都行きが決まり、少しでも多くの姿を納めたいと思い、休みの日は可能な限りアドベンに行っていることもあり、更新が滞ってすみません。

お詫びの印(?)に一昨日2月6日にアドベンに行った際に結構雪が降りましたので、その際の写真を何枚か紹介します。

”どうせなら思い切り降ってくれ~”という願いが叶ったのか、結局雪が積もることはありませんでしたが、1日中断続的に降ったり止んだりを繰り返して、屋外に出なかった永明以外の6頭が雪に遭遇し、撮るのが忙しい大当たりの1日でした。

犬型の2頭です(^^)
愛浜と明浜は雪が降っても元気はつらつ!!いつも通りじゃれ合っていました。

何これ~?
梅浜&永浜は一番雪が激しかった頃はやぐらのてっぺんで寝ていて気付きませんでした...。

あれ~?
幸浜は雪が降る前からモートに下りたり転がり回ったりと暴れ回っていましたが...
降ってきたね~
雪が降ると一変!!
もうダメ~
雪があまり好きでないのか、腰ぐらいの高さの低い方のやぐらに登ってしまいました。
寒いよ~
最後には雪を避けるように丸まってしまい、閉園になりバックヤードへの収納扉が開くと一目散に走っていきました。


ところで、先日碧峰峡で入園式があり、パンダ所長さんのご協力もあり(ありがとうございますm(_ _)m)、仔パンダたちの名前がわかりましたので、2009年生まれの仔パンダたちの名前とプロフィールが全頭埋まりました。特別にこちらも紹介しちゃいますね。2009年出生一覧V2.jpg
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上海野生動物園のパンダたち(2009.05.04) [番外編]

 今までは途中飛行機を乗り継ぎはしているものの滞在は成都のみでしたが、”せっかくの乗り継ぎ待ち時間を有効に使わないともったいない!!”と突然思い立ち、今回の旅行では最終日帰りの上海滞在時間を長めにとって上海野生動物園に行って参りました。

正門でか~い!!
DVからのカットですので、かなりぼけてしまっていますが、上海野生動物園の正面入口です。日本だとどこかの遺跡のような迫力というか重厚感がありました。

近くて良かった
しばらく歩くと地図がありました!!パンダがいるのは黄色で丸を記入した”大熊猫広場”という所です。少々回り込むような道順ですが、成都動物園と同様に正面入口からは比較的近くにあります。

大熊猫広場で~す
見えてきました\(^^)/、大熊猫広場です。(2009年5月当時※1)上海野生動物園には、4頭のパンダが飼育されていますが、そのうちの1頭”佳斯(オス)”は推定26歳の高齢パンダの為、今では現役引退をして園内別の非公開エリアで余生を過ごしているとのことでした。従いまして、我々が見ることができたのは2004年生まれの同級生3頭のオスパンダです。

屋外が2エリアしかありませんので、いずれか1頭が交替で屋内運動場に公開されているという状態です。この日は、屋内が融融で、屋外に雅奥と彤彤がいました。せっかくなので1頭ずつ特徴・プロフィールを交えて紹介しちゃいますね。

融融です(^^)
融融(Rong Rong:里親名は平平) 2004年7月13日生まれ:♂
父:安安(推定23歳)、母:茜茜(11歳)
見分けポイント:3頭の中で比較的面長で、雄浜のような”うちわ耳”

※3頭のうち一番年長で、あまり知られていませんが父は香港海洋公園にいる安安、母は碧峰峡にいる茜茜です。実はこの両親はお互いに一度も面識がなく、冷凍精子による人工授精で融融が生まれているんですよ。

定番のタイヤです
う~んとってもトロピカル
屋外運動場の様子です。心なしか特に2枚目はちょっとトロピカルな感じがします。

雅奥です。よろしく(^^)
雅奥(Ya Ao:里親名は安安) 2004年8月13日生まれ:♂
父:霊霊(14歳)、母:公主(11歳)
見分けポイント:比較的丸顔でアイパッチが控えめ

父母共に碧峰峡での繁殖実績を多数もつ英雄コンビです。父方の祖父は上海動物園の川川ですし、母方の祖父は北京動物園の大地、つまり曾祖父が”英雄の父”盼盼、曾祖母が広州香江野生動物世界の冬冬という蒼々たるメンバーを先祖に持つ血統には申し分ないサラブレッドです。そのせいか、とても均整の取れた丸顔をしています。

い~こ、い~こ
最後のパンダ紹介動画用に彤彤を狙っていたのですが、ちょうどおやつタイムとなり、飼育員さんは優しくニンジンや蒸しパン状のおやつを与えはじめました。”終わってから撮り直そう”と眺めていると、一瞬だったのですが飼育員さんが彤彤のおでこをなでて、”い~こい~こ”をしているのを目撃しちゃいました。施設が比較的新しいので奇麗と言うこともありましたが、飼育員さんと彤彤の意思疎通というか、飼育員さんの愛が溢れているな~と微笑ましく感じた一幕でした(^^)。

るんるん(^^)
というわけで紹介が遅れました。”い~こい~こ”をしてもらってご満悦(!?)の彤彤です。水を飲みに来ました。

みんなつま先で見分けてね!
彤彤(Tong Tong:里親名は康康) 2004年8月30日生まれ:♂
父:希梦(16歳)、母:20号(推定19歳)
見分けポイント:右足のつま先に白い毛がひと房目立ちます(白丸部)

つま先で容易に区別が付くので、3頭の中では一番先にわかるかもしれません。天津動物園でもみんなに愛されるといいね。

【※1 参考:その後の彤彤情報】
 9月に彤彤は天津動物園に異動になりました。2009年10月現在で上海動物園で見ることのできるパンダは融融と雅奥の2頭だけになっているはずです。ご注意下さい。

 余談ですが、天津動物園といえば、永明の祖母(岱岱)や母(永永)も一時期をここで過ごすなど北京動物園との関係が深く、神戸ポートピア'81の際には寨寨と蓉蓉を貸し出すなど、パンダ史上でも歴史が長い施設ですが、残念ながらついに今年3月25日に天津動物園で飼育する最後のパンダが亡くなってしまいました(22号=蘭妮爾=真如:享年推定27歳、メス)。そこで、碧峰峡からパンダを招聘したというわけです。何故わざわざ上海野生動物園にいた彤彤なのかは今のところ不明です。
彤彤異動のソースはこちら

※誕生日が来た来ていないでややこしくなるので、年齢は2009年末時点のものに統一しました。
※結局帰国するまで気付かなかったので、上海編も一部のDVで年を2008年に間違えています。笑って見過ごして下さい。
※次回からはたまりにたまったアドベン動画に戻ります。可能な限り頑張ってますので、温かい目でお待ち下さいm(_ _)m。

上海野生動物園(2009.05.04)[wmv300]
動画はこちらをご覧下さい(10分28秒)

2009-05-04 12:55
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